【Wi-Fiの暗号化方式】確認手順とWPAなど種類別にわかりやすく解説

Wi-Fiの暗号化方式
悩む女性

どんなWi-Fiだったら安全性が高いの?暗号の種類についても教えてほしい

▼この記事はこんな方向け
  • 利用しているWi-Fiが安全なのか知りたい
  • Wi-Fiを安全に利用する方法を知りたい
  • Wi-Fi通信の暗号化方式についてわかりやすく教えてほしい

実はWi-Fiはどんなものでも危険性が高いです。

しかし暗号化の種類によって比較的安全な種類もあります。

今回は『Wi-Fi通信の暗号化』について、わかりやすく解説していきます。

本記事を読めば、どのWi-Fiなら安全性が高いのか判別できるようになりますよ。

先生

暗号化方式の確認する方法も紹介しています。

それではさっそく本題へ行きましょう。

目次

Wi-Fiの暗号化とは日常で必要不可欠

通信

暗号化とは、スマホやPCでインターネットを利用するときに、通信データを第三者が解読できない状態に加工することです。

先生

スマホやテレワークの増加により、通信データの暗号化は必要不可欠となりました。

もし暗号化が無ければ、企業の機密データや、あなたの支払い用のパスワードなど、第三者が盗み悪用される危険性があります。

通信データが暗号化されているおかげで、安全にインターネットを使用できています。

暗号化されていればWi-Fiは安全?

ask

通信データが暗号化されていても安全という訳ではありません

なぜなら暗号化の種類によって簡単に解読できてしまうからです。

先生

具体的な内容については後述しますが、日々技術は進化しているので暗号を解く方法が増え続けています。

実際に総務省のデータによると不正アクセスの発生件数は増加傾向です。

不正アクセス推移

総務省『不正アクセスの認知件数推移』より引用

悪意のある人たちにより、様々な手段で情報を盗もうとしています。

Wi-Fi暗号化方式の種類と特徴

暗号

2022年の時点で主に使用されているWi-Fiの暗号化方式は下記の4つです。

 ▼Wi-Fiに使われる暗号化方式
  • WEP
  • WPA
  • WPA2
  • WPA3

一つずつ解説していきます。

WEP

WEPは『Wired Equivalent Privacy』の略で、1997年に開発されたWi-Fi暗号化の技術です。

結論から言ってしまうとWEPはまったく安全ではありません

先生

今では簡単に解読できてしまう暗号です。

WEPの暗号を使ったWi-Fiは、簡単に情報を盗まれてしまうので利用を避けましょう。

WPA

WPAとは『Wi-Fi Protected Access』の略で、前述したWEPの対策として開発された暗号化の技術です。

2022年の現在では安全とは言えない暗号化方式です。

先生

WEPの弱点を改善し、当時は簡単に解ける暗号ではなくなりました。しかし現在はその技術も解読され、簡単に情報を盗める状態にあります。

WEPに比べると安全ではありますが、WPAも安全とは言えない暗号化方式です。

WPA2

WPA2は2004年に発表されました。『WPA』の強化版です。昨今で一番出回っているのがこのWPA2による暗号化です。

WPA2にはWPA2 (TKIP) とWPA2(AES)2種類存在します。

先生

簡単に説明するとWPA2(AES)のほうが複雑な暗号なので、解読が難しいです。

iPhoneの場合iOS14以降『WPA・WPA2(TKIP)』の暗号化方式Wi-Fiと接続した場合、『安全ではないセキュリティー』と表示されるようになりました。

実際の警告画面

警告画面

WPA2でも常に安全とは言い切れません。

なぜなら弱点が見つかっているからです。詳しい内容については割愛しますが、HTTPS化されているサイトしか閲覧しないように注意が必要です。

さらにフリーWi-Fiなど、他者と共有する通信回線の場合には直接攻撃を受ける可能性があるため、利用しない事をおすすめします。

先生

前述したWPAに比べるとセキュリティーはとても高いのは間違いありません。

簡単に言うと、『複雑な鍵』と『複雑な暗号化技術』に更新したので、より安全になりました。

しかし悪意のある人たちにより今は弱点を発見された為、安全と言える状態ではなくなっています。

ちなみにHTTPS化の見分け方や、フリーWi-Fiがなぜ危険なのかについては下記の記事で解説しています。

>>>フリーWi-Fiの危険性についてはコチラ

WPA3

WPA3は2018年6月に発表された最新の暗号化方式です。

WPA3には2種類あり、個人向けの『WPA3-Personal』と企業用の『WPA3-Enterprise』にわかれています。

先生

WPA3を利用できれば比較的安全な状態と言えます。

WPA3は新しい技術を使い、従来のものより更にセキュリティーを高くしています。そのため古いルーターなどでは使用ができない特徴もあります。

最新の暗号方式とはいえ絶対に解読できない訳ではありません。しかし他の暗号化方式に比べてセキュリティが高いのでターゲットになりにくいメリットもあります。

接続しているWi-Fi暗号化方式の確認手順

手順

あなたが現在何の暗号化方式で接続しているのか、確認する方法をご紹介します。

スマホでの暗号化方式確認手順(iPhone)

スマホで暗号化方式を確認する場合には、現状下記の手順で『安全性の低いセキュリティー』が表示されるかどうかで判断するしかありません。

STEP
『設定』をタップ
スマホでの暗号化方式確認手順1
STEP
『Wi-Fi』をタップ
スマホでの暗号化方式確認手順2
STEP
接続しているWi-Fiの下を確認
スマホでの暗号化方式確認手順3
先生

『安全性の低いセキュリティ』と表示される場合にはWEP・WPAまたはWPA2(TKIP)の暗号化方式を使用しています。

パソコンでの暗号化方式確認手順

パソコンで確認するためには、接続しているルーターのによってやり方が異なります。

接続しているルーターの公式サイトを開き、ログインIDとパスワードを入力しましょう。

下記の公式サイトからログイン方法及び確認手順を参考にしてください。

ちなみに『ログインIDとパスワード』はルーターの下に付いています。

先生

ログイン先のWi-Fi設定画面より、現在の暗号化方式を確認することができます。

表示される『Wi-FI設定画面』の例

WI-Fiの暗号設定画面

暗号化方式に不安を感じた時の解決方法

支払い

暗号化方式を知って不安を感じている方の為に、安全度を高くする方法を3つご紹介します。

 ▼Wi-Fiの安全性を高くする方法
  • VPNの接続
  • 暗号化方式の変更
  • ルーターの変更

ひとつずつ解説していきます。

VPNの接続

VPNとは『Virtual Private Network』の略で、日本語で直訳すると『仮想の専用回線』のことです。

主にテレワークなどでセキュリティーレベルを高くするために使用されている技術です。

先生

VPNに接続するとあなたの通信情報を守ることができます。

なぜなら『トンネリング』『暗号化』『カプセル化』などのセキュリティー機能がある為です。

例えば、トンネリングを使うことで下記の図のように、あなたの通信情報を仮想のトンネルで守り、第三者から情報を盗めないようにします。

トンネリングの解説

トンネリングの解説
先生

本来危険なフリーWi-Fiも、VPNを接続するだけで安全に利用することが可能です。

ちなみに個人で使用するVPNアプリには安全性だけではなく、メリットもあるのでおすすめです。

下記の記事でVPNを使う個人のメリットを紹介しているので是非参考に。

>>>VPNを利用する個人のメリットはコチラ

暗号化方式の変更

Wi-Fiルーターは暗号化方式を変更することができます。

必ずWAP2またはWAP3に設定しましょう。

先生

WPA2のWi-Fiであれば最低限の安全性を保てます。

具体的なやり方は使用するルーターによって異なります。

先ほどご紹介した暗号化方式を確認する公式サイト内で設定変更のやり方も確認できます。

ルーターの変更

古いルーターを使用している場合、WEAまたはWAPの暗号化方式しか扱えない場合があります。

常に危険な状態なのでルーターの更新をおすすめします

先生

最近のWi-Fiルーターはとても安価です

下記のサイトにておすすめしているので是非参考にしてください。

ビックカメラより>>>【2022年】Wi-Fiルーターのおすすめ12選 高コスパ・一人暮らし向けモデルも

まとめ:Wi-Fi接続の暗号化だけでは安全を保障できない

デバイス

今回はWi-Fiの暗号化について解説しました。

結論、Wi-Fiの暗号化機能だけでは安全たもつことができません

先生

昨今の主流となっているWPA2でも弱点が見つかっています

あなたも銀行口座のログイン情報や、会社の機密情報が不安な方は追加のセキュリティー対策をしてみてはいかがでしょうか。

今回は以上です。

ちなみに私が使用しているNordVPNというアプリなら誰でも簡単に3分で接続が可能です。

1400万人の登録者がいる誰でも簡単に使えるVPNなのでネット関係が苦手な方におすすめです。

お得な使い方については下記の記事で解説しているので、ぜひ参考に。

>>>NordVPNの使い方はコチラ

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