VPNGateってどうやって使うの?無料だから危険性があるのか気になる。
- 無料でVPNを接続したい
- VPNGateの使い方を知りたい
- VPNGateを利用する時の注意点を教えてほしい
今回は無料VPNとして有名な『VPNGate』について詳しく解説していきます。
結論を言ってしまうと『VPNGate』は無料VPNの中で最良のVPNです。
なぜなら無料VPNの中でもっとも信頼性も高いからです。
本記事を読めば、VPNGateを利用して安全なネットワークを接続することができますよ。
VPNGateの気になる危険性などについても解説しています。
それではさっそく本題へ行きましょう。
ちなみに無料でVPNを接続する方法については下記の記事でまとめているので是非参考に。
『VPNGate』とは無料で使える優良VPN
VPNGateとは、もともと筑波大学と SoftEther が共同開発したVPNです。
*PacketiX VPN 3.0をベースとした機能制限版に当たります。
現在は筑波大学が学術的な実験として運用しています。
VPNGateが無料の理由は、サーバー提供者がボランティアだからです。
通常サーバーを全国に設置するためには莫大な費用がかかります。
ボランティアにより各国のサーバーを使用させてもらうことで『VPNGate』を無料で接続することが可能です。
あなたもボランティアに参加したい場合には、公式サイトから依頼することも可能です。
ちなみにVPNとは、主にテレワークで使用されているセキュリティー対策のネットワークです。
『VPNGate』を接続するだけで接続しているデバイス(スマホやPC)のセキュリティーレベルを高くすることができます。
VPNの仕組みについてもっと詳しく知りたい方は『【VPNとは】わかりやすく仕組み、種類、メリット・デメリットを紹介』を参考に。
【スマホ版】VPNGateの使い方(iPhone)
『VPNGate』の使い方は下記の③STEPです。
- 『VPNとデバイス管理』を開く
- VPNの構成を追加する
- 状況を『接続』にする
一つずつ解説していきます。
STEP①:『VPNとデバイス管理』開く
まずはVPNGateを接続するために、『VPNとデバイス管理』の画面を開いていきます。
STEP②:VPNの構成を追加する
次にVPNGateの構成を入力していきます。
- 説明:なんでもOK
- サーバ:public-vpn-207.opengw.net
- アカウント:vpn
- パスワード:vpn
- シークレット:vpn
②のサーバーについては、下記のVPNGate 公式サイトより好きなサーバーを選んでOKです。
入力が終わったら画面右上の『完了』をタップしましょう。
STEP③:状況を『接続』にする
設定は完了しているので、あとはVPNを接続するだけです。
以上で無料VPNGateの接続が完了です!お疲れ様でした!
【パソコン版】VPNGateの使い方(Mac)
パソコンでVPNGateを接続する手順は下記の③STEPです。
- 設定を開いてVPNの接続準備をする
- 『VPNGate』の情報を入力
- 接続する
ひとつずつ解説していきます。
STEP①:設定を開いてVPNの接続準備をする
- VPNタイプ:『L2TP over IPSec』
- サービス名;『VPN (L2TP)』
以上で『VPNGate』の接続準備は完了です。
STEP②:『VPNGate』の情報を入力
次にVPNGateの情報を入力していきます。
- サーバーアドレス:『public-vpn-244.opengw.net』
- アカウント名を入力:『vpn』
『1.サーバーアドレス』は、VPNGateの公式サイトから接続したいサーバーを選んで入力してください。
- パスワード:vpn
- 共有シークレット:vpn
入力が完了したら『OK』をクリックで完了です。
STEP③:VPNを接続する
レ点を付けた状態にします。
- ユーザアカウントを切り替えたときに接続を解除
- ユーザがログアウトしたときに接続を解除
- すべてのトラフィックをVPN接続経由で送信
上記の3項目にレ点をつけ、『OK』をクリックしましょう。
パスワードは『vpn』です。
以上でVPNGateの接続は完了です。お疲れさまでした!
使い方を紹介したVPNGateの危険性とは
『VPNGate』は無料で利用できるVPNですが、少し危険性があります。
- 個人情報の悪用
- トラブルへの迅速な対応ができない
- 悪意のあるサーバー提供者により個人情報が漏洩する
ひとつずつ解説します。
個人情報の悪用
筑波大学によりあなた(接続者)の個人情報を、売買したり流用したりすることができます。
しかし、それはありえないと言ってよいでしょう。
筑波大学の実績や信頼性を犠牲にしてまで、あなたの個人情報を扱う必要がないからです。
しかし、VPNの仕組みとして、VPNの運用をしている拠点から、接続している対象の個人情報を見ることが可能です。
利益を必要としているVPN提供者ではないので、個人情報の流出は心配する必要ありません。
*その他の無料VPNは個人情報を悪用している危険性があるためおすすめしません。
トラブルへの迅速な対応ができない
『VPNGate』はボランティア運用の為、なにかトラブルがあった場合に迅速な対応を求めることができません。
例えば、「VPNGateが接続しなくなったじゃないか!早く対応してくれ!」とは依頼できません。
しかし無料でありながら良質なVPNなのは間違いありません。
運用中にトラブルがあれば対応も行っています。
『VPNGate』に接続するだけでセキュリティーを高めてくれるのでお得です。
特にフリーWi-Fiを使用する方は、情報を盗まれる危険性があるので、出来る限りVPNに接続しましょう。
ちなみにWi-Fiの危険性については『【フリーWi-Fiの危険性とは】被害事例と簡単な解決策を紹介』を参考に。
悪意のあるサーバー提供者により個人情報が漏洩する
『VPNGate』を利用する場合には、接続するサーバーは『ボランティアにより提供されたサーバー』だということを理解してください。
ボランティアに参加した方の中に、悪意のあるユーザーがいた場合、接続者の情報を盗み出す方法は0ではありません。
しかしその危険性には下記の配慮がされています。
- ボランティアでサーバーを提供するためには同意書などを筑波大学に提出し、履歴が残るので悪いことができない。
- ボランティアに参加するサーバーを、筑波大学側も確認している。
- ログ(ネット上の足跡)も残す運用方法なので、何かあった場合には悪いサーバーを検出することが可能。
サーバーが個人のものなので、心配な方も多いと思いますが、筑波大学も対策を行なっているので信頼性は高いといえます。
まとめ:『VPNGate』は使い方が難しいが無料で比較的安全に利用できるVPN
今回は筑波大学が運用及び無料提供している『VPNGate』について解説しました。
結論、無料VPNでおすすめできるのは『VPNGate』だけです。
安全面・信頼性などが無料VPNの中ではダントツトップです。
あなたもVPNの導入を検討しているのであればまずは『VPNGate』を使用してみましょう。
ちなみに私が愛用している、誰でも簡単に3分で扱えるVPNアプリは下記の記事で紹介しています。
よければ参考に。