VPNを利用してみたけど通信速度がおそくて気になります。なにか原因があるのかな・・・解決方法を教えてください。
- VPN接続の通信速度が遅い原因を知りたい
- VPN接続が遅いときの解決方法を教えてほしい
- 難しいことは苦手
今回は、VPNを接続したときに通信速度を改善する方法を紹介していきます。
実はVPN接続の通信速度を改善する方法はとても簡単です。
なぜならほとんどが同じ原因だからです。
私もセキュリティーのことを考えてVPNを利用した当時は、通信速度が気になりイライラしていました。
いまではストレスを抱えないでVPNを利用できています。
本記事を読めば、VPN接続時の通信速度を速くすることができますよ。
通信速度が遅い原因についても解説しています。
VPN接続の通信速度が遅い原因とは
VPN接続の通信速度がおそいときには、いくつかの原因が挙げられます。
考えられる要因は下記の通りです。
- VPNサーバーの負荷が大きい
- MTUの設定があっていない
- サーバーまでの距離が長い
- セキュリティー設定が高すぎる
- 使用している回線が遅い
ひとつずつ解説していきます。
VPNサーバーの負荷が大きい
VPN通信サーバーの負荷が大きくなると通信速度は遅くなります。
通信データが渋滞しているからです。
通信データの多さなどが原因でサーバー負荷が高いときには速度が遅くなります。
人が混雑した時間帯によっても、渋滞により通信速度が遅くなります。
MTUの設定があっていない
MTU(Maximum Transmission Unit)の略で、分かりやすく言うと「一度の通信で転送可能なデータのサイズ制限」のことです。
たとえばトンネルなどの車高制限のようなものです。大きなトラックなどはひっかかってしまい通れないけれど、普通車はスイスイ通れるのと同じことです。
このように、サイズデータも大きすぎるとネットワーク上を通りにくくなるので、速度が遅くなります。
サーバーまでの距離が長い
VPNの接続方法によって、通信サーバーまでの物理的な距離が影響します。
インターネットとはいえ、海外のサーバーを経由した場合には当然遅くなります。
セキュリティー設定が高すぎる
VPNのセキュリティーレベルが高すぎると通信速度が低下します。
昨今ではセキュリティー対策が高すぎるVPNがあるので、全部の機能を使用してしまうと、通信速度や表示速度が遅くなるのです。
使用している回線が遅い
契約しているプロバイダ(光回線など)の回線速度が遅いとVPNも比例して通信速度が遅くなります。
使用しているネット回線からVPN接続を行うため、契約しているネット回線が遅ければ当然比例して通信速度が遅くなります。
VPN通信速度が遅いときの解決方法
VPNの通信速度を速くしたい方は、下記の5つを実践しましょう。
- パソコンやルーターなどの再起動
- MTUの設定値を確認及び修正
- VPNの接続サーバーを変える
- セキュリティー対策を減らす
- VPNの種類を変える
ひとつずつ紹介していきます。
デバイスやルーターなどの再起動
通信速度のトラブルは、まず再起動を試してください。
デバイスへやルーターへの負荷が原因であることも多いからです。
どんなトラブルの相談を受けても、まずは再起動をすることをおすすめしています。
再起動だけで改善されるケースは山ほどあるので、まずは騙されたと思って試してください。
MTUの設定値を確認及び修正
先ほど紹介したMTUの設定値を見直しましょう。
まずMTUの適正値確認からです。
MTU適正値確認方法
上記の場合は、MTU=1500と表示されているので、適正値は1500です。
次にデバイスのMTU設定方法を解説します。
Macを使用した設定方法は下記の通りです。
MacのMTU設定手順
先ほど調べた適正MTUと一致していればOKです。
(私の回線は1500で、OSの設定が1500なので問題なし)
*変更する場合には『構成』を手動に切り替えて、MTUを修正してから右下の『OK』をクリックします。
ちなみにMac以外のMTU設定変更方法については、下記の外部リンクにて解説してくれています。
外部リンク>>>MTUって何?MTU値設定方法
VPNの接続サーバーを変える
VPNの接続最中に遅いと感じたときには、通信サーバーを変更してみましょう。
接続しているサーバーだけに通信が集中し、遅くなっている可能性があります。
経験上、大体この方法で通信速度が改善されます。
参考に私が使っているNordVPNのサーバー変更方法はご紹介します。
VPNの種類によって接続方法が難しいものもありますが、あなたもサーバーの接続先を変更してみましょう。
ちなみに、私が使用している使いやすいNordVPNについては、下記の記事で解説しているので是非参考に。
セキュリティー対策を減らす
VPNやセキュリティーソフトの設定を変えて、少しセキュリティー対策を減らしましょう。
セキュリティーが多すぎると、サイトへアクセスする際チェックが厳しいので表示するまでの速度が遅くなります。
例えばセキュリティーソフトとVPNのセキュリティーが重複していませんか。
私もVPNアプリでは最低限の設定しかしていません。
あなたもセキュリティーを見直してみましょう。
VPNの種類を変える
VPNの接続をしたときだけ通信速度が遅い場合には、VPNの種類を変更してみましょう。
VPNの種類によって速度は全然違います。
サーバーの設置台数などが全く違うので速度に大きな差異があります。
速度が遅いと気になる場合には試しにVPNを変えてみましょう。
ちなみに下記の記事で人気VPNを比較しているので、是非参考に。
まとめ:VPNが遅いと感じたら出来ることを試していこう
今回はVPNの通信速度が遅いときの原因と解決方法を紹介しました。
結論、消去法です。
デバイス・回線・VPN・セキュリティー、ひとつひとつを確認し、問題点を解決するだけで必ず通信速度が速くなります。
あなたもVPNの速度が遅いと感じた場合には今回紹介した内容をぜひ参考にしてください。
以上です