【重要】フリーWi-Fiの危険性とは|安全に利用する方法や対策を解説

フリーWi-Fiの危険性
悩む女性

フリーWi-Fiは危ないって聞くけど本当なの?安全に利用する方法があるなら教えてほしい。

▼この記事はこんな方向け
  • フリーWi-Fiを利用する機会が多い
  • フリーWi-Fiの何が危険なのかを知りたい
  • フリーWi-Fiを安全に利用する方法を教えてほしい

フリーWi-Fiから個人情報を盗まれる設定の映画を見て、自分も不安に感じている方も多いのではないでしょうか。

実はフリーWi-Fiを何も気にしないで使用すると、とても危険です。

なぜならフリーWi-Fi利用者の通信情報を、知識がある人なら簡単に盗むことができるからです。

身近な例をあげると『インスタ・Twitter』アカウントの乗っ取りなどです。

フリーWi-Fiを使用した時に入力したパスワード情報などを盗まれて発生します。

本記事を読めば、フリーWi-Fiの何が危険なのかを理解し、情報漏洩の予防対策をすることができますよ。

先生

安全にフリーWi-Fiを利用する方法についても解説していますよ!

それではさっそく本題へ行きましょう。

目次

フリーWi-Fiとは必要不可欠な通信だけど危険性が高い

デバイス

フリーWi-Fiとは、だれでも利用することができる無料のWi-Fiスポットの事です。

航空、公共施設、飲食店、コンビニ、ホテルなど多くの場所に設置されていて、無料Wi-Fiや公衆無線LANと呼ばれることもあります。

総務省のデータによると4人に3人は利用したことがある、生活の中で必要不可欠な通信回線です。

総務省による『無線LAN利用者アンケート』

無線LANアンケート
先生

情報セキュリティーに関する知識が浅い、お年寄りでも利用している方が多いため、サイバー犯罪のターゲットになりやすいです。

危険性の高いフリーWi-Fiによる情報漏洩の被害例

クレジットカード

フリーWi-Fiの利用により、下記のような被害にあうケースがあります。

Wi-Fiによる情報漏洩した時の被害例
  • 企業情報を盗まれて、機密情報漏洩の訴訟問題に発展
  • コンピューターウイルスを送り込まれる
  • SNSのログイン情報が漏洩し、アカウントを悪用される
  • クレジットカードや銀行情報を盗まれてお金をとられる
  • ショッピングサイトのログイン情報漏洩により、勝手に高額な買い物をされる
  • サイトのアクセス先を、ウイルスのある偽サイトに誘導される

一番多いのは、あなたのスマホ画面を監視されて情報を盗まれてしまう被害です。

犯罪者はあなたの情報を盗んで、個人アカウントに不正アクセスすることを目的としています。

総務省のデータによると『不正アクセス』の発生件数は増加傾向にあることもわかります。

引用元:総務省『不正アクセスの認知件数推移』

不正アクセス推移
先生

常に私たちも被害者になる危険性があり、対策が必要だと認識しましょう。

危険性のあるフリーWi-Fiの種類

フリーWi-Fi

フリーWi-Fiにも種類があり、特に下記の2つは危険性が高いです。

▼危険性が高いフリーWi-Fiの種類
  • 暗号化されていないフリーWi-Fi
  • なりすましアクセスポイント

 

ひとつずつ解説していきます。

暗号化されていないフリーWi-Fi

暗号化されていないフリーWi-Fi

図にようにネットワーク名の横にカギマークがついていないWi-Fiが、暗号化されていないため危険性の高いネットワークです

暗号化されていないフリーWi-Fiを利用している場合、同じフリーWi-Fiを使用している第三者は、簡単にあなたの情報を盗むことができます

先生

例えば、あなたがカフェの暗号化されていないフリーWi-Fiに接続中、金融機関のパスワードを入力しました。カフェにいる第三者に悪意があれば、そのパスワードを盗んで悪用しお金をおろすことができます。

最近はパスワードの文字を、黒い丸で隠すログイン画面が多いので比較的安全性もあります。 しかしSNSや銀行など全てのアカウントで同じパスワードの場合には、1つ盗まれると全て不正ログインされる危険性があります。

なりすましアクセスポイント

なりすましアクセスポイント

なりすましアクセスポイントとは、偽装したフリーWi-Fiに接続させて、接続したスマホやPCの情報を盗むトラップです。

例えば、あなたがカフェでフリーWi-Fiに接続するとします。

図のように、カフェのフリーWi-Fiが2つあります。

片方は悪意の持った人が、v_cafeになりすましてあなたの情報を盗み取ろうとしています。

先生

Wi-Fiの作成者は、ネットワーク名を好きな表記に変更できます。

つまり公共施設などの信頼性が高いフリーWi-Fiに接続したつもりでも、情報を盗む為の罠である可能性があります。

複数の同じネットワーク名が並んでいるときには、そのうちのどれかは危険性の高い『なりすましアクセスポイント』の可能性があります。

危険性のあるフリーWi-Fiを安全に利用できるセキュリティー対策

デバイス

フリーWi-Fiの危険性を回避し安全に利用できる、簡単な対策を5つご紹介します。

▼フリーWi-Fiを安全に利用する方法
  • VPNに接続してインターネットを利用する
  • HTTPS化されていないサイトの閲覧は避ける
  • Wi-Fi自動接続設定を『しない』にする
  • 暗号化されているWi-Fiしか使用しない
  • 個人情報のやりとりを控える

一つずつ解説していきます。

VPNに接続してインターネットを利用する

VPNを利用することで、フリーWi-Fiを安全に利用できるようになります。

先生

ちなみにVPNとは『Virtual Private Network』の略で、日本語で直訳すると『仮想の専用回線』のことです。主にテレワークなどで利用されている通信ネットワークです。

VPNに接続するとフリーWi-Fiを利用しても、あなたの通信情報を守ることができます

なぜなら『トンネリング』『暗号化』などのセキュリティー機能がある為です。

トンネリングのイメージ

トンネリングの解説

図のように、仮想のトンネルであなたの通信情報を守ってくれます。

たとえ悪意のある第三者がいても、仮想トンネルにより情報を盗むことが困難になります。

先生

ちなみにVPNはアプリをダウンロードするだけでカンタンに接続可能です。セキュリティー面だけではなく他にもメリットがあるのでおすすめです。

ちなみに下記の記事でVPNのメリットを解説しているので是非参考に。

>>>VPNを個人で利用するメリット|おすすめVPNアプリはコチラ

『https』化されていないサイトの閲覧は避ける

セキュリティー対策として、『https』化されていないサイトの閲覧はやめましょう。

『https』化されていないサイトは、脆弱性があるので接続先を改ざんされる可能性があります。

先生

例えば、ウイルスを仕込んだサイトへ誘導されるなどの危険性です。

『https』とは簡単に言うと暗号化の事です。

つまり『https』化されていないサイトは暗号化されていません。簡単に情報を盗めます。

暗号化されているサイトを見分ける方法は下記の通りです。

URLを見れば『https』化されているかを簡単に見分けることができます。

httpsサイトの見分け方

暗号化されているサイトURL

https://

暗号化されていないサイトURL

http://

スマホでの見分け方

暗号化されている『https』サイト(iPhone)
httpsサイト
暗号化されていない『http』サイト(iPhone)
httpサイト

パソコンでの見分け方

『https://』で始まるURLは暗号化されているので安全
httpsサイト
http://』で始めるURLは暗号化されていないので危険
httpサイト

フリーWi-Fiを接続し、閲覧しているサイトも暗号化されていない場合、全ての情報が筒抜けで危険性がとても高いです。

先生

『http』のサイトを閲覧しないのはとても簡単な対策なので、ぜひ参考にしてください。

Wi-Fiの自動接続設定を『しない』にする

Wi-Fiの自動接続を『しない』に切り替えるだけでも、情報漏洩の被害にあう危険性を減らすことができます。

『なりすましアクセスポイント』など、悪意のあるフリーWi-Fiに自動で接続してしまうリスクを無くせるからです。

手動で接続する時には、ネットワーク名を見て安全なのか選択することができます。

先生

さきほど紹介したような、『暗号化されていないWi-Fi』や『なりすましアクセスポイント』に接続しないようにしましょう。

ちなみにiPhoneのWi-Fi自動接続を『しない』に変更する方法は下記の通りです。

Wi-Fi自動接続をオフにする手順

STEP
『設定』をタップ
Wi-Fi自動接続をオフにする手順1
STEP
『Wi-Fi』をタップ
Wi-Fi自動接続をオフにする手順2
STEP
『インターネット共有へ自動接続』をタップ
Wi-Fi自動接続をオフにする手順3
STEP
『しない』をタップ
Wi-Fi自動接続をオフにする手順4
先生

以上でWi-Fi自動接続の変更は完了です。

フリーWi-Fiの自動接続をやめて、安易にWi-Fiへつなげないようにするだけも安全性が高くなります。

暗号化されているWi-Fiしか使用しない

どうしてもフリーWi-Fiが必要な時には、暗号化されているWi-Fiに接続するようにしましょう。

暗号化されていないフリーWi-Fiを接続すると、だれでも簡単に通信情報を盗むことが可能で危険性が高く、標的になりやすいからです。

先生

暗号化されているフリーWi-Fiとは、先ほど説明した通り、鍵マークがついているフリーWi-Fiのことです。

▼暗号化されているフリーWi-Fi

▼暗号化されているフリーWi-Fi

暗号化キーを入力しないと接続できないWi-Fiです。

先生

よくカフェの看板などに『Wi-Fiネットワーク名』と『パスワード』が記載されているのを、あなたも利用したことがあると思います。

暗号化されていないフリーWi-Fiに比べると比較的安全性が高くなります。

しかし暗号化されているWi-Fiでも危険性が高いものがあります。

具体的には、古い暗号化方式のWi-Fiです。詳細を詳しく知りたい方は『【Wi-Fiの暗号化方式】確認手順とWPAなどをわかりやすく解説』を参考に。

個人情報のやりとりを控える

スマホやパソコンで個人情報を扱わないようにしましょう。

とくにフリーWi-Fiに接続している時は、遠隔で通信情報を見られている可能性があるため絶対に使用してはいけません

ネット口座のログインや、支払いをする時には、自宅のインターネット回線を使用するだけでも被害にあう確率を減らすことができます。

先生

会社の機密情報や、ショッピングのログインパスワードなど、とにかく公開されたら困るものは安易に使用してはいけません。

特別な事情でフリーWi-Fiを使用する時には、誰かに見られているつもりでPCやスマホを操作し、個人情報を扱わないようにしましょう。

まとめ:結論フリーWi-Fiはどんなものでも危険性が高い

今回はフリーWi-Fiの危険性について解説しました。

結論フリーWi-Fiはどれも危険です

どうしてもフリーWi-Fiを使用しなければいけない方は、さきほど紹介した通りVPNを使えば安全にインターネットを使用することができます

VPNは種類にもよりますが、アプリをダウンロードするだけで簡単に接続可能です、

先生

月額500円以下で利用できるVPNアプリもたくさんあります。

ちなみに私が使用している『NordVPN』というアプリは1400万人の登録者がいる誰でも簡単に使えるVPNなのでネット関係が苦手な方におすすめです。

今なら66%OFFのイベントもしているので参考にしていただければ幸いです。

 >>>NordVPNの使い方はコチラ

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