IPアドレスを変更して、個人を特定されないようにしたい。
- IPアドレスを変更したい
- IPアドレスを隠したい
- インターネットの匿名性を高くしたい
今回はIPアドレスの変更方法について解説します。
結論から言ってしまうと、IPアドレスを変更するには、下記の5つやり方があります。
- プロキシに接続
- VPNに接続
- Wi-Fiの切り替え
- 設定の変更
- プロバイダの変更
どの手法を使ってもIPアドレスを変更することができます。
しかしIPアドレスを変更する意味合いや、やり方、安全性などがまったく違います。
本記事を読めば、匿名性の高い、安全なIPアドレスの変更方法を知ることができますよ。
『IPアドレスを変更するとどうなるか』も解説していますよ。
それではさっそく本題へ行きましょう。
IPアドレスとはインターネット会社との契約時に割り当てられる住所のようなもの
IPアドレスとは、各端末に割り振りされている住所のようなものです。
IPアドレスがわかれば、大まかに住んでいる地域や使っているプロバイダなどを特定することが可能です。
さらにIPアドレスには、下記の2種類が存在します。
- グローバルIPアドレス
- ローカルIPアドレス
違いを簡単に説明すると下記の通りです。
- 『グローバルIPアドレス』
-
Wi-Fiを繋がないで直接インターネットにつないだ時のIPアドレス
- 『ローカルIPアドレス』
-
家や店舗にあるWi-Fiにつないでいる時のIPアドレス
どちらもIPアドレスということに変わりは無いですが、グローバルIPアドレスがあなたの端末に割り振られている、個人のIPアドレスという認識でOKです。
つまりグローバルIPアドレスを特定されることにより、契約しているインターネットの会社や住んでいる地域などが特定される可能性があります。
自宅で利用しているWi-Fiなどは、グローバルIPアドレスから紐づいて、ローカルIPアドレスが割り当てられている為、地域を特定されるリスクが発生します。
ちなみにIPアドレスを公開している危険性については下記の記事で解説しているので、ぜひ参考に。
>>>あなたのIPアドレスが公開されている時の危険性はコチラ
IPアドレスを変更する方法
下記方法でIPアドレスを変更することが可能です。
- プロキシに接続
- VPNに接続
- 接続するWi-Fiを変更
- ローカルIPの設定を変更
- インターネットの会社を変更
ひとつずつ解説していきます。
プロキシに接続
プロキシを利用することにより、IPアドレスを変更することが可能です。
プロキシと呼ばれるサーバーを経由することによって、プロキシに割り当てられているIPアドレスが表示されるようになるからです。
厳密に言うと、IPアドレスを変更したわけではなく、プロキシのIPアドレスで仮面をかぶっている状態です。
しかしプロキシは、多くのユーザーとサーバーを共有し、セキュリティーレベルも弱いため、ハッキングやIPアドレスを攻撃されるリスクが高いです。
リスクは高いですが、プロキシに接続することにより、IPアドレスを変更することが可能です。
VPNに接続
VPNに接続すると、IPアドレスを変更することが可能です。
VPNとはバーチャルプライベートネットワークの略で、仮想の専用回線のことを指します。
前述したプロキシと同様、VPNに接続することであなたのIPアドレスに仮面をかぶった状態になります。
プロキシとの違いは安全性と匿名性です。
VPNは専用の回線を利用するので、他者から攻撃されるリスクがありません。
VPNの種類によっては通信ログを抹消し、全ての情報を残さないようにするために安全性が高いです。
ログを残さないVPNなどに接続すると、警察でも特定することができないほどの安全性を保ちながらIPアドレスを変更することができます。
ちなみにVPNとはどんなもので、メリットデメリットを下記の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてください。
接続するWi-Fiを変更
接続するWi-Fiを変えると、IPアドレスを変更することが可能です。
前述したローカルIPアドレスを変更することができます。
Wi-Fi毎にIPアドレスが違うので、勝手に変更されます。
Wi-Fiの変更によりIPアドレスが変わりますが、Wi-Fi自体に情報が残っているため、地域の特定や通信情報が漏洩するリスクなどがあります。
ローカルIPの設定を変更
ローカルIPの設定を変更することにより、IPアドレスを変更することができます。
Wi-FiのIPアドレスは、自動で重複しないように割り当てられる仕組みなので、手動で設定することも可能です。
注意:規則性などを理解していないと、インターネットに接続できなくなってしまうため、わからない方は設定を変更しないようにしましょう。
MACの場合には、下記の方法で変更できます。
MAC版 ローカルIPアドレス変更手順
以上の手順でローカルIPアドレスの変更が可能です。
*ローカルIPアドレスの変更だけでは、セキュリティー対策としての効果はありません。
プロバイダ(インターネットの契約している会社)を変更
インターネットを接続するために契約している会社を変更すると、IPアドレスも変更できます。
インターネット接続を契約する会社によって、割り当てられているIPアドレスが違うからです。
簡単に言うと引っ越しをしているようなものです。
例えば現在ソフトバンク光を利用し、JCOMなどに契約を変えた場合には、IPアドレスが変わります。
IPアドレスが変わっても、実際に接続している場所は同じなので地域特定などのリスクはあります。
IPアドレスを変更するとどうなる?
IPアドレスを変更することで、下記3つの事象が発生する可能性があります。
- セキュリティーによりブロックされる
- 掲示版に書き込みできなくなる
- 匿名性が高くなる
ひとつずつ解説していきます。
セキュリティーによりブロックされる
IPアドレスを変更することで、セキュリティーソフトなどにより不正ログインを防止している場合には、ブロックされる可能性があります。
IPアドレス認証を設定している可能性があるからです。
例えばワードプレスにログインする際、プライグインなどを利用し、特定のIPアドレスしかログインできないようにすることができます。
IPアドレスを変更すると、今までログインできたサイトにログインできなくなる可能性があります。
ログインできない時には、セキュリティーソフトを解除するとログインできるようになります。
掲示版に書き込みできなくなる
プロキシやVPNなどでIPアドレスを隠すと、掲示板などに書き込みできなくなる可能性があります。
個人を特定できなくなる為です。
例えば、5ちゃんねるなどの掲示板に、テロ予告などを書き込みすると、グローバルIPなどですぐに個人を特定して逮捕することができます。
しかしVPNやプロキシでIPアドレスを隠したまま書き込みが可能だった場合、個人の特定がむずかしくなり逮捕できなくなるリスクが発生するからです。
IPアドレスをVPNやプロキシで変更した場合には、掲示板の書き込みができなくなる可能性があります。
匿名性が高くなる
IPアドレスを変更すると、匿名性が高くなります。
もともと使用していたIPアドレスは、通信ログなどが残っており、個人の特定が可能です。
しかし新しいIPアドレスに変更した場合には、履歴が少ないため匿名性が高くなります。
とくにVPNを利用した場合には、地域情報や通信ログも残さないようにできるので、個人の特定がほとんど不可能になります。
VPNやプロキシを利用してIPアドレスを変更することにより、インターネットを利用するときの匿名性を高くすることが可能です。
まとめ:IPアドレスを変更するならVPNを利用しよう。
今回は、IPアドレスを変更する方法について解説しました。
VPNを使えば、簡単にIPアドレスを変更でき、安全にインターネットを利用できます。
私が使用しているNordVPNであれば、アプリをダウンロードして接続するだけなので、約3分でIPアドレスを変更することが可能です。
あなたも事情があり、IPアドレスを変更したい場合には、VPNアプリがおすすめですよ。
今回は以上です。
ちなみにNordVPNの接続手順については、下記の記事でクーポンまで紹介しているので、ぜひ参考にしてください。